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2015年7月29日水曜日

sfiDARE PASSERO についての考察その二

比較対象はコスカボSLR、レイノルズアサルトSLG、シャマル2way fit。

フレームはサーベロ S3 と、GDR メテオランチの両方で。

荒川河口往復、ホンダエアポートまで往復都民の森(平均斜度3.5%/20キロ強)の上り下りで。

まずはフレームとの相性みたいなところを。
予想はしていたけれど、S3と組み合わせると、固すぎて踏めない。
フレーム、ホイールともガチガチになるので、基本的に踏み続ける必要がある。
ペタリングロスをいかに無くすか、ということが大事になりそう。
平地を走ったけれど、振動吸収性も低い。タイヤがチューブレス(irc X-Guardだけど)でも、かなりの疲労感だった。

反応は良い、と思っていたのだけど、おいしいところを味わう前に疲れる組み合わせだな、というのが僕の第一印象だった。

ただコーナーはすごく安定感がある。シャキッと車体が立つ、というのかな。すごく安心してバイクを倒せる。
ホイールの剛性なんじゃなかろうか。

さて、メテオランチに取り付けての印象。
ランチのしなるフレームによくマッチしてる。
過去にレーシングゼロと組み合わせたときに、似たようなフィーリングを感じたけど、それにさらに軽さがプラスされた感じ。

ランチとの組み合わせでも、基本的には入力し続けるスタイルで回していく必要はあるのだけど、フレームのしなり、溜めをうまくホイールに伝えるようにリズムが取れると、気持ちよく進む。

ダンシングして一時的に体重で押し込むように踏んだときも、バイクがブレない。すごく相性が良いと感じる。
ただし、乗り心地はシャマルにチューブレスの方がやはり快適だった。

タイヤを25Cにして、もう少し空気圧を落とすとまた変わるかもしれないけれど、快適性はいずれにしても落ちた気がしている。

登りはすごく楽だった。いつもは自走でアプローチする都民の森に車で行ったから、脚もフレッシュだったけど、明らかに脚が回る。頑張れるポイントが少し広くなった気がする。脚を回せる限界の斜度の上限が上がったというのかな。

一方下り。カーボンリムの発熱が怖くて、恐る恐る、止まる度に温度を確かめながら下ったけれど、やはり相当熱を持つ。
推奨のGOKISOシューで下ったけれど、10秒越えるとリムが鳴き始める。リアの当て効きは短時間でフロントも断続的に短時間で入力して減速してやる必要がありそう。

ただ、触れないほど熱い!ってレベルにはならなかった&かなり慎重に下ったので、実際の限界値はもう少し高いと思う。それでも僕のように下りが下手くそで、しっかりブレーキしながらダラダラ下りたい人にはちょっと工夫が必要かもしれない。

ということで、多分普段よりブレーキ少なめで下ったわけだけど、先に書いた通りコーナーの安定感が高いので、恐怖感は少なかった。
時々ある片側交互通行で停止しなければならないところが怖かったくらいかな。そのおかげで停止後のリムに触れられたのだけど。

繰り返しになるけれど、かなり慎重に、減速と発熱の両方に気を遣って下ったからの評価なので、実際の限界値はもう少し高い。

都民の森は僕ですら、本当はもう少し速度早めでも下れると思うので、よほど延々ブレーキをかけ続けるみたいなマネをしなければ大丈夫かなと思う。

ただ、ブレーキシューがすごい減る。新品を前日取り付けて走ったのだけど、下ってきたらかなり減っていた。
4つで2000円と安いけど、コストパフォーマンスは高いとは言えない。

制動力、耐熱性ともに、レイノルズアサルトのカーボンリムには敵わない。ただこれはレイノルズのレベルが高いのだと思う。

ホイールの軽さと剛性の高さが目立つので、走っていて気持ちの良いホイールだとは思う。
リムがかなり固い印象なので、スポークテンションなどで工夫すると、また違った印象になるのかもしれない。

良くも悪くも、非常に尖った性能かな、という評価。

タイヤを変えて、また少し印象が変わるかな、変わるといいなあ。

2015年7月15日水曜日

sfiDARE PASSERO が我が家に来たの巻

昨年の冬だったかな。カーボンリムでチューブレスに対応したホイールとして、sfiDARE Passero の存在を知った。

シクロクロスで使われていたのだけれど、ロードにも使えそうということ。そしてオールラウンドに使えそうなリムハイト、チューブレス対応というところに魅力を感じて、入手したいと思っていたのだけれど、対面でしか販売されないようで、しかも関東には取り扱い店舗がなく、そのときは諦めて、いつか記憶から遠ざかっていた。

ところがこの春にたまたま、またまるさんから「次期ホイールはパッセロ」というツイートを見て記憶が蘇った。
思わず「自分も欲しかったんだ」という話をしたら、何と製作者の104サイクルさんを紹介してくれたのだった。

そんなこんなで縁が呼んだ出会いと言える、sfiDARE Passero を組んでもらったので、その記録と、まだ2回、合計100キロ程度しか乗ってないが、数回にわたってホイールのインプレなどをやっていきたい。

多分関東では初なんじゃないだろうか。

まずは事前の打ち合わせや入手までの経緯を。

104サイクルさんに、ホームページから改めて問い合わせをし、東京に住んでいるので、組んだホイールは郵送していただきたいことなどをお伝えする。

すぐに折り返し返信があり、通常は対面販売のみとのことだが、今回は知り合いの紹介ということもあり、対応してもらえることになった。

104サイクルさんに厳密に確認はとっていないけれども、絶対対面販売のみ! という感じではないので、今後関東の人が sfiDARE を入手したい場合も、まず同様にお問い合わせから始めると良いと思う。

こちらの希望は郵送と、リアハブをPowerTap G3に交換すること。G3はこちらで手配し、先方に送った。
こちらは+5000円のアップチャージで対応していただけた。

ただし、通常仕様のハブとは、必要なスポーク長が異なったため、取り寄せのために少し時間を要した。
これはあらかじめ注意が必要そう。通常仕様なら多分もっと早く入手できるかもしれない。お店の忙しさにもよると思うが。

組んでもらう前に、メールと電話でやりとりして、自分の好みや希望を伝えることができる。
用途や体重、スポークテンションの好みなどをざっくり伝えた。
リムがかなり固いので、女性には割と柔らかめに組むようにしているとのこと。
後日インプレしたいと思うが、確かに固い…。

リムにステッカーを貼るのだが、こちらは赤、青、黄、白、黒、緑、グレーから選択できる。
二箇所に貼るので、赤と黄色、のような組み合わせにも対応してくれる。僕は青にした。

あとは出来上がりを待つだけ。部品が揃ったとの連絡があってから、数日のうちに完成し、届いた。
ただまあここはお店の都合次第だと思うので都度納期を確認されたい。

で、届いたホイールを確認。まず最初の印象は「軽い」ということ。ワイドリムで、リアハブはPTなのだが、持った感じ非常に軽さを感じる。
リムの軽さや、重量バランスが良いのかと思う。

メテオランチのフレームも、持つと軽さというか重量感を感じさせないバランスを感じるのだが、それに似ている。

振れは縦も横も目視ではわからない。無しと判断。
フロントハブはノバテックで、シールドベアリング。
これがすごくよく回る。
手回しして放っておくとクルクルクルクル回っている。

リムを見ると、Stans notubes のリムテープ。
TL対応とのことだったが、どうやらTLレディということのようだ。
僕の勝手な分類だが、基本無加工でチューブレスタイヤが取り付けられる、カンパフルクラムやシマノのTLホイールのことを、チューブレス対応と考えていて、リムテープやチューブレスバルブ、シーラントがmustなタイプは、チューブレスレディ、と考えている。

てっきり前者だと思っていたので、ここはやや思惑外れた感。あまり前情報も多くなかったため、仕方のないところ。

ただ、リムの形状は通常のクリンチャーリムと異なり、少しビードに食いつきやすそうな形をしていて、チューブレスを意識した設計であることは理解できた。

タイヤにHutcinson atom TL を使ってみたが、最初はビードすら上がらず、エアも盛大に漏れた。
僕はボントレガーの flash TLRを使っているので、エアを貯めて一気に入れることができる。
しかし、これをもってしてビードが上がらなかったので、やはりシーラントやバルブホール周りの工夫が必要なものとして判断した。

ただ、タイヤにもリムにも個体差があると思うので、この辺はあくまで「僕のパッセロは」ということで考えてもらうと良いと思う。

そんなわけで、タイヤをIRC の X-GUARD TL にして、バルブ根元にバスコークを塗布してバルブホールの密閉度を上げ、さらにシーラントを多めに注いでから再トライ。
今度は見事にエアも入り、ビードも上がった。

しかしリムハイトに対して付属のチューブレスバルブが短いため、ポンプの口金がうまくはまらなかった。

パナの中継ぎ型のエクステンダーを使って解決したが、チューブレスではビード上げのために一気にエアを送ることが重要なため、使っているポンプによっては、口金がしっかりはまるよう、何らかの工夫がいると思う。

さて、ビードは上がったものの、リムサイドからシーラントが盛大に泡吹き状態。この状態でホイールを手に持って縦横斜めと傾けながら、泡吹き箇所のエア漏れが止まるのを待った。

そのときの写真をこの記事に貼り付けておく。これも個体差があると思うし、タイヤ起因の可能性もあることを付け加えておく。
(一年間放置していたタイヤなので…w)

幸い、漏れが収まってから改めて9気圧程度まで、高めにエアを入れて、しばらく放置した後は、エア漏れもなく、問題なく使えている。

最後に、これは104サイクルさんには全く関係のない話。
組んでもらったPowerTapが壊れていたようで、検知はするけどケイデンスもパワーも全く出ない。キャリブレーション値も210とか変な数値が出る。

電池交換したりあれこれやってみたが全くダメで、もう一本あるレイノルズのPowercapをはめてみたら見事に使えたので、Powercapがおかしいのだろう。

日本の代理店様は海外から取り寄せたものについては、「有償でも」修理交換対応は一切しないそうなので、本家PowerTapに問い合わせている。

まあ、最悪はキャップだけ買えるということがわかったので、PTとの交渉がうまくいかなきゃ買うしかないな。


まあそれはともかく、購入、組み付けまではここまで。
次回は実際にはいて走った感想を記事にしたいと思うが、できればS3とメテオランチ両方で試したいので、少し時間がかかるか、さらに二回に分けるかもしれない。